間もなく春のガーデニングシーズンが始まります。
ガーデニングは、家にいながら花や緑に触れたり、時には野菜を収穫して食べたり、
家に居ながら自然とふれあうことができるアクティビティです。
やってみたいと思ってるけど、植物を育てたことないし、よく分からない…
ガーデニングを始めてみたいけど、何を準備すればいいの?
そんな方の疑問を解決するための記事です。
これだけ揃えれば、あとは好きな植物の苗を植えるだけ!
という段階までガイドしていきます
結論から先にお伝えすると、以下の5つのアイテムを揃えれば、プランターを使ったガーデニングを始めることができます。
- プランター
- 土(園芸用土)
- 肥料
- 移植ごて(シャベル、スコップ)
- 水やりアイテム(じょうろ、ホース)
わざわざホームセンターや園芸店に行って買うのは面倒だな…
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
大丈夫です。
ガーデニングに必要なアイテムは、全てインターネットから入手できます。
取り扱われる商品は、店舗に比べてバリエーションが非常に多いため、
ホームセンターなどで購入するより、良質なアイテムが安く手に入ることも多いです。
と思う方もいらっしゃるはずです。
私もガーデニングは20年以上続けていますが、
最近では、ガーデニングアイテムだけでなく、花・野菜などの苗もインターネットで注文する機会が多くなってきました。
昔に比べて、珍しい品種や質の良い苗が手軽に購入できるのはありがたいですね。
ガーデニングに興味があったけど、なかなか始めるきっかけがなかった
という方は、ぜひ記事を最後まで読んでいただけると嬉しいです
必須アイテム① プランター
まずは、植物を栽培するための容器を準備しましょう。
大きさは栽培する植物によって異なりますが、基本的には植え付けたときよりは大きくなりますので、
必ず購入する苗よりも大きめのものをチョイスしましょう。
お気に入りの色やオシャレなデザインの容器を選ぶのも重要なポイントです。
ネット通販では本当に多種多様なプランターが販売されています。
例えば、
「バッグカルチャー」といって、袋状の容器の中に土を入れ、植物を植え付けて栽培する方法なども、最近のトレンドです。
栽培後も袋をたたんでしまえるので、プラスチックのプランターのように場所を取ることもなく、また容器を廃棄するときも非常にエコでおすすめです。
フェルト地ですので、排水性もばっちりです。
バッグカルチャーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
プランターは庭の装飾品の役割もありますので、外観にマッチしたプランターをチョイスして、自分自身もモチベーションが上がるものを選びましょう。
プランターを選ぶときに必ず確認していただきたいことが1点あります。
それは、
です。
排水用の穴がないor少ないと、容器の底に水がたまり植物が根腐れを起こしてしまいます。
オシャレな容器ほど排水の穴が空いていないor数が少ない傾向がありますので、ご注意ください。
必須アイテム② 土
植物を育てるために必ず必要なのが土です。
(ここでは水耕栽培は除きます)
初心者の方は、「園芸用の土」を単品で使用すれば問題ありません。
「園芸用の土」といっても、種類がたくさんありますし、値段もバラバラです。
と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
簡単にいえば、「土の質」が違います。
園芸の土は、単品でも色々な植物が育てられるようにバランスよく配合された万能型の土です。
どの土も大体似たような配合になっていますが、
例えば、
- 配合されている腐葉土が完熟でなかったり、
- 「ふるい」をしっかりかけていないから雑物がたくさん入っていたり、
そういった土の質が商品によって異なるということを覚えておくと良いと思います。
必ずしも安いものが粗悪で、高いものが質が高いということではありません。
消耗品ですので、上記のような背景も理解したうえで、コストパフォーマンスの良い土を選びましょう。
慣れている方は、植物の特性に合わせて自分で土をブレンドするのが理想的です。
「土づくりにチャレンジしてみたい」という方はこちらの記事をご覧ください
必須アイテム③ 肥料
肥料のあり・なしで花のボリュームや野菜の実り方が大きく変わりますので、肥料は購入しておいて損はないでしょう。
肥料は大きく分けて「液体肥料(液肥)」と「固形肥料」があります。
2つの違いをざっくり説明するならば、
- 「液肥=即効性」
- 「固形肥料=遅効性(緩効性)」
となります。
基本的には「ゆっくりじわじわ」と肥料の成分が溶けてくる固形肥料をメインに使って、
「何だか葉が黄色っぽくなってきたから、すぐに肥料をあげて緑に戻したい」場合や、
「野菜が実ってきたから、ここで一発活力を入れたい」場合などに即効性のある液肥を使う方法が良いと思います。
さらに、肥料には「化成肥料」と「有機肥料」があります。
イメージとして、
といった感覚です。
初心者の方でも扱いやすいのは、効果がはっきりと分かる化成肥料です。
ただ、有機栽培にこだわりたいという方もいらっしゃると思いますので、ご自身の好みで使い分けてみましょう。
必須アイテム④ 移植ごて(シャベル、スコップ)
植物を植え付けるときや、掘り上げるときに使います。
素手でも出来ないことはないですが、1本あると非常に便利です。
移植ごてのサイズは、大or小、太いor細いと様々ですが、
1本だけ持つなら、中間くらいのサイズが使い勝手が良くておすすめです。
また、屋外に置いておくとすぐに錆びるため、ステンレス製の移植ごてを購入されることをおすすめします。
余談ですが、
シャベルですか?
それともスコップですか?
実はお住まいの地域によってこの道具の呼び方が異なります。
主に関東では「シャベル」と呼ばれていますが、関西では「スコップ」と呼ばれます。
関東では「スコップ」といえば大型の足をかけて土をすくう道具を指すことが多いと思いますが、関西では小型の手シャベルのことを「スコップ」と呼ぶことが多いです。
私は関東出身で、現在の仕事がきっかけで関西に住んでいます。
仕事柄、「シャベル」も「スコップ」も頻繁に使いますので、はじめの頃は
「スコップとって!」と言われて、関東のスコップ(大型のやつ)を持って行って、
職場の人にビックリされたことがあります。
その時、お互いに初めて「スコップ」と「シャベル」の呼び方が逆であることを知りましたが、関西に10年住んだ今でも違和感があります。
ちなみに、JIS規格は関西バージョンの呼び方です。
必須アイテム⑤ 水やりアイテム(じょうろ、ホース)
植え付けが終わったら、いよいよガーデニングライフが始まります。
最後に、毎日のお世話に欠かせないのが「水やり」です。
水やりは主にジョウロかホースを使うことになると思います。
オシャレなジョウロで水やりをすれば、気持ちが上がりますよね。
プランターの数が増えてきたら、ホースを使って水やりをすると作業性が上がります。
ご自身の住環境やガーデニングのスタイルに合わせて選んでみてください。
屋外でガーデニングを楽しむ方は、シャワー状に水が出る「はす口」タイプのジョウロやホースに接続する「ノズル」を使うことをおすすめします。
水差しタイプのジョウロやホースで直接水をあげると、プランターの中の土がえぐれてしまいます。
根が地表に露出すると、生育にも影響が出てしまうので、
シャワー状の水でやさしく水をあげましょう。
庭やベランダの水道にホースを接続する場合は「ホースジョイント」を使うと非常に便利です。
一度つけてしまえば、ワンタッチで(ホース/水道)を切り替えられるようになります。
難しい作業はありませんので、これからホースを取り付ける方は是非お試しください。
ホースジョイントを使ったホースの取り付け方
- ホースジョイントに対応したホースを購入する(メス)
- 蛇口側に水道用のホースジョイント(オス)をつける
- 上記のジョイント(オス)と購入したホース(メス)をカチッと音がするまで接続する
簡単に接続ができます。
ジョイントを外せば、普通の水道として使うことができます。
我が家の水道は、ホースジョイント(オス)の形の蛇口を採用しているので、ホースジョイント(メス)を接続するだけです。
ホースの先端にもジョイントを使ってノズル(シャワー・ストレートなどを変えられるアイテム)を取り付けると便利です。
ご紹介したアイテムは全て別売りでも購入できますが、
オールインワンの商品を購入するとより簡単にホースを取り付けることができます。
初心者の方はタカギの商品が取り付けも簡単で、商品のラインナップも充実しているのでおすすめです。
お庭の広さに応じて購入するホースの長さを調節しましょう。
まとめ
本日は初心者の方が「これさえ揃えればガーデニングが始められる」アイテムを5つご紹介しました。
- プランター
- 土(園芸用土)
- 肥料
- 移植ごて(シャベル、スコップ)
- 水やりアイテム(じょうろ、ホース)
初期費用は少しかかりますが、2回目以降は用土と苗を購入するだけでガーデニングを楽しむことができます。
慣れてきたらプランターを増やして、色々な花、野菜を育ててみましょう。
現在、ガーデニングアイテムは全てインターネットで購入することが可能です。
苗についても質が高く、珍しい品種などもネット上でたくさん販売されています。
おうちからお気に入りの商品を購入して、ガーデニングをスタートしてみませんか?
今後も初心者向けのガーデニング記事を更新していきますので、これからもよろしくお願いします!
▼この記事の他にもガーデニングに役立つ様々な知識を記事にしています
ご興味のある方は、「ガーデニングの教科書」の記事たちをチェックしてみてください!
それでは、また次のお部屋でお会いしましょう。
「大切な時間を無駄にすることなく、手軽に自宅まで商品を届けてくれるのなら、
ちょっと始めてみようかな」