ゲーム

PS5とサウンドバーを接続したときの遅延を改善する方法

PS5の迫力あるグラフィックでゲームを体験していると、

もっと良い音環境でプレイしたい!

と感じて、サウンドバーを導入する方も多いのではないでしょうか。

サウンドバーを使用することで、音に立体感が生まれ、1ランク上のサウンド体験が出来るようになることは間違いありません。

そんなサウンドバーですが、よくこんな話を耳にします。

サウンドバーを使っているとゲームの音が遅延する!

せっかく迫力のあるグラフィックでゲームをプレイしていても、ゲーム画面とサウンドにズレが生じてしまっては台無しです。

結論を申し上げれば、音の遅延はPS5、サウンドバー、TVの配線方法で大きく改善します。

具体的にはPS5とサウンドバーをHDMIケーブルで接続することで音の遅延が軽減されます。

この記事では、ゲームサウンドの遅延を軽減するためのPS5、サウンドバー、TVの接続方法について図を用いて解説していきます。

音の遅延を軽減するPS5とサウンドバーの接続

はじめに、我が家のゲーム環境についてご紹介しておきます。

我が家のゲーム環境
  • TV:ソニー 4K有機ELテレビ「KJ-55A9G」
  • スピーカー:ソニー サウンドバー「HT-Z9F」
  • リアスピーカー:ソニー 「HT-Z9F」専用リアスピーカー「SA-Z9R」

ゲームサウンドの遅延を最も軽減する接続方法は、

PS5⇒サウンドバー⇒TV

となります。

イメージはこの通りです。

PS5⇒TV⇒サウンドバーと配線することもできますが、サウンドを伝送する信号がTVを経由する分遅れてしまうため、結果として「音の遅延」が発生してしまいます。

サウンドバーからの音が画面の映像よりも遅れて聞こえる場合は、PS5をサウンドバーに直接接続することをおすすめします。

TVとサウンドバーのスペックを確認して最適な配線を選択する

前項ではサウンドバーからの音の遅延を解決する方法をご紹介しましたが、お使いのTV(モニター)が高解像度、高フレームレートの場合は、注意が必要です。

なぜなら、上記の方法で接続した場合、TV(モニター)のスペックを十分に活かしきれない可能性が出てくるからです。

イメージ画像をご覧ください。

例えば、お使いのTV(モニター)が4K120fps対応だった場合、

PS5⇒TV⇒サウンドバーと接続していれば、4K120fpsのスペックをフルに活かすことができます。

しかし、PS5⇒サウンドバー⇒TVと接続してしまうと、映像信号はサウンドバーを経由することになります。

サウンドバーは音声だけでなく、TV側へ映像信号を送る機能も備えています

これをパススルー機能と呼びます。

しかし、PS5からの映像信号をフルにパススルーしてくれるわけではありません。

ここが厄介です。

サウンドバーからTVに送られる映像信号は各サウンドバーの持つパススルー機能のスペックに依存しています。

我が家のサウンドバーを例にすると、

ソニー サウンドバー「HT-Z9F」は「4K60fps」までパススルーしてくれます。

つまり、TVモニターが4K60fpsまでのスペックなら問題ありませんが、4K120fpsなどの高フレームレート対応の場合、サウンドバーを経由させてしまうと、4K60fpsの画質に制限されてしまいます。

この場合は、画質を優先するか、音声の遅延を優先するかを考えなければなりません。

  • 画質優先:PS5⇒TV⇒サウンドバー
  • 遅延優先:PS5⇒サウンドバー⇒TV

となります。

我が家の場合はTV4K60fps対応で、サウンドバーのパススルー機能と同値であるため

PS5⇒サウンドバー⇒TV

と接続すれば、映像とサウンドが最も良い状態でゲームをプレイすることができます。

高スペックなTV・モニターをお使いの方は、サウンドバーのパススルー機能のスペックや、実際の遅延のレベルなどをトータルで考えて、どちらを優先すべきか決めましょう。

HDMIケーブルについて

HDMIケーブル規格があることはご存知でしょうか?

HDMIの規格によって、伝送できる映像信号が異なりますので、配線の際は必ずご使用のHDMIケーブルの規格をチェックしましょう。

Wikipediaより

我が家を例にすると、4K60fpsの映像信号を伝送したいので、HDMI2.0aという規格以上のケーブルが必要になります。

それ以上のスペックの映像信号を伝送する場合はHDMI2.1という最新の規格のケーブルが必要になります。

良く分からないよ!

という方は、最上位のケーブルを使用していれば、現状全ての映像信号を伝送することができるため、HDMI2.1を購入しましょう。

エレコムHDMI2.1は国内製品初の「Ultra High Speed HDMI Cable(HDMI2.1)」の規格認証を受けた製品です

我が家もケーブルは全てエレコム製のHDMI2.1を使用しています。

まとめ

本日はPS5とサウンドバーを接続したときの遅延を解決するための接続方法についてご紹介しました。

本日の内容をまとめます

要点まとめ
  • 基本的に、遅延はPS5とサウンドバーを直接接続することで解決できる
  • お使いのサウンドバーの映像パススルー機能をチェック
  • TVの方が映像スペックが高い場合は下記の選択
    • PS5⇒TV⇒サウンドバー(映像優先)
    • PS5⇒サウンドバー⇒TV(遅延優先)
  • HDMIケーブルの規格もチェックする

TVとサウンドバーの環境を最適化して、快適な状態でPS5を楽しみましょう。

PS5とサウンドバーの接続方法について詳しくまとめた記事もご用意しています。

宜しければご一読ください。

それでは、また次のお部屋でお会いしましょう。