ハーブ

初心者でも安心!種まきから収穫まで楽しめる一年草のハーブ6選

皆さんは「ハーブを栽培したい!」と思ったことはありませんか?

  • 育ててみたいけど、どんな種類があるの?
  • あんまり手間がかからない方がいいな…

そんなお悩みにお答えする記事です。

ハーブといっても、その種類は非常に多く栽培の方法も様々です。

本日は、種まきから(苗からでもOKです)収穫まで1年で完結する一年草のハーブをご紹介します。

記事の信頼性(筆者について)
  • 植物の栽培を仕事として経験している夫婦が解説
  • 100種類以上のハーブの栽培を経験
  • ガーデニング歴は夫婦ともに20年以上

一年草生育スピードが速く、多年草とは異なり株を長期間維持する必要がないため、気軽に栽培にチャレンジすることができます。

ガーデニング初心者にも育てやすいハーブをご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

カモミール(ジャーマン)

カモミールと呼ばれる植物は主にカモミール(ジャーマン)カモミール(ローマン)の2タイプがあります。

カモミール2種類
  • ジャーマンは Matricaria chamomillaという植物で一年草
  • ローマンは Chamaemelum nobileという植物で多年草

花は似ていますが、別の植物です。

ジャーマン花に香りがあり、ローマン花に加えて葉にも香りがあります。

ジャーマンの花は切り花としても優秀で、花屋でも「マトリカリア」という名前で売られています。

花を乾燥させれば、カモミールティーとして楽しむこともできます。

秋に種を播いて、苗を植え付け、5月頃に花を咲かせてサイクルが終了します。

夏場の蒸れに弱いので、こちらもやや排水性の高い土を使って育ててあげましょう

コリアンダー

パクチー」とも呼ばれるハーブ。

葉には独特の香りがあり、香味野菜として人気が高まっています。

4~5月に白くふんわりとした細かい花がたくさん咲くので、ガーデンが華やかになります。

花が終わった後に果実ができ、それを乾燥させたものが「コリアンダーシード」になります。

葉、花、果実と3回楽しめる優秀な植物です。

秋に種を播いて、苗を植え付け、夏で果実を収穫してサイクルが終了します。

やや過湿を嫌うので、水はけの良い土に植えてあげましょう。

バジル

夏の代表的なハーブ

トマト、チーズとの相性が良く、カプレーゼやジェノベーゼソースとして重宝します。

春に種まきをして苗を植え付け、晩夏でサイクルが終了します。

苗を植え付けると、頂点の芽が旺盛に伸びてきます。

心苦しいですが、あえて切り落としてあげることで脇からたくさん芽が出てきてボリュームのある株に生長します

これを「ピンチ(摘心)」と呼びます。

アオジソ

日本では薬味として重宝する植物です。

春に種まきをして、苗を植え付けて、晩夏でサイクルが終了します。

栽培方法バジルと同じく、ピンチを行うことでボリュームのある株に仕立てることができます。

比較的水が好きな植物なので、夏場の乾燥には注意が必要です。

  • 短日条件(昼間の時間が短い・暗黒時間が長い)で開花する習性があります。
  • あまり早い時期(3月など)に種まきをしたり、苗を準備してしまうと、幼い苗でも短日条件に反応してしまい、花が咲いてライフサイクルが終了してしまうので、日の長さには注意しましょう。

ディル

よく魚料理の付け合わせやピクルスに使われているハーブです。

スッとした清涼感甘みのある香りが特徴です。

5月頃にセリ科に見られる特徴的な形の花を咲かせます。

秋に種を播いて、苗を植え付け、初夏でライフサイクルが終了します。

過湿に弱いため、水はけの良い土に植えてあげることがポイントです。

アニス

春または秋に種をまいて、花が咲くまでに1~2年の時間を要するので、一または二年草として扱われます。

花はセリ科植物特有の散形花序という咲き方で、ふんわりとした小花がたくさん着きます。

花の後に果実ができ、この果実を乾燥させたものが「アニスシード」と呼ばれ、スパイスとして料理やお菓子などに幅広く利用されます。

ウイキョウ(フェンネル)と同じ精油成分を含むため、よく似た香りがします。

栽培は特に難しくなく、花もかわいいため、鑑賞用、食用として優秀なハーブです。

まとめ

いかがでしたか?

育ててみたいハーブは見つかりましたか?

本日ご紹介したハーブ
  1. カモミール(ジャーマン)
  2. コリアンダー(パクチー)
  3. バジル
  4. アオジソ
  5. ディル
  6. アニス

いずれの植物も一年草なので、一年で栽培が完結します。

手軽にチャレンジできるのが一年草の良いところですので、興味のある植物がありましたら、ぜひ育ててみてください。

それでは、また次のお部屋でお会いしましょう。