皆さんはテレビや雑誌、またはSNSなどできれいな庭が紹介されているのを見て
「自分もこんな庭をつくってみたい」
と思ったことはありませんか?
と、分からないことが多くてなかなかガーデニングを始められずにいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ご安心ください。
ガーデニングは、始めの準備さえ整えれば特別な知識がなくても誰でも簡単に始めることができます!
この記事を読んでいただければ、ガーデニングの基本的な知識とガーデニングを始めるための準備が分かるようになっています。
- 植物の栽培を仕事として経験している夫婦が解説
- 100種類以上のハーブの栽培を経験
- ガーデニング歴は夫婦ともに20年以上
仕事と趣味の両面から植物を触っている経験を活かして分かりやすく解説いたします!
どなたでもガーデニングライフのはじめの一歩を必ず踏み出すことができますので、ぜひ最後までお付き合いください。
- ガーデニングの始め方
- ガーデニングを始めるために必要なアイテム
- 植物の選び方
- 苗の植え付け方法
- 植え付け後の管理方法
順番に解説していきます。
ガーデニングの始め方はとっても簡単
皆さんはガーデニングという言葉から、何をイメージしますか?
- オシャレな鉢・プランターにたくさんのきれいな花が植えてある、素敵な庭
- きれいな花やグリーンがオシャレにレイアウトされたナチュラルガーデン
このような庭づくりを「ガーデニング」とイメージされている方が多いのではないでしょうか?
もちろん、その考えは間違いではありません。
ガーデニングでオシャレな庭が作れたら日々の生活が華やかになりますよね。
でも、
「自分には知識もスキルもないから、ガーデニングなんて無理!」
と、スタート前からガーデニングを諦めている方がいたとしたら、それはガーデニングの考え方を誤解しているかもしれません。
ガーデニングには「こうであるべき」という明確な定義はありません。
植物を植えたら、それは立派なガーデニングです。
1鉢からでも、少ないスペースでも問題ありません。
いきなり立派なガーデンをイメージして、自らハードルを上げてしまうと、なかなかガーデニングがスタートできなくなってしまいます。
あまり身構えずに自分のできる範囲でゆっくりとスタートさせていけば良いのです。
気軽にガーデニングを始めてみましょう。
ガーデニングの種類
今回の記事では、屋外でのガーデニングに話題をしぼってお話しさせていただきます。
屋外でのガーデニングは大きく分けて2つのタイプに分けられます。
- 鉢やプランターに植物を植えて楽しむガーデニング
- 植物を地植えにして花壇やナチュラルガーデンを作るガーデニング
これからガーデニングを始めるという初心者の方は、鉢やプランターを使った栽培が手軽でおすすめです
理由は以下の2つです。
- 植えた植物を自由に移動してレイアウトできる
- 植え替えが簡単
鉢やプランターを使った栽培は、植え付けた後でも簡単にレイアウト変更ができます。
また、万が一植物が枯れてしまったときもすぐに中身を入れ替えることができるため、「失敗」や「やりなおし」にも対応しやすい特徴があります。
まずは鉢やプランターで植物を育ててみて、ある程度の感触をつかんでから地植えにチャレンジしてみると良いと思います。
ガーデニングを始めるための下準備
ガーデニングを始めるにあたって、どんな庭づくりをしていくか、ご自身の環境と照らし合わせてイメージを膨らませていきましょう。
場所を決める
まずはどのスペースを使ってガーデニングをするのか決めていきましょう。
- 玄関前
- ベランダ
- 駐車場
- 花壇
スペースの広さを確認する
次に広さを確認して
- どのくらいの大きさの鉢・プランターが置けそうか??
- 鉢や植物がいくつ置けるのか?
を確認します。
いきなりたくさんの植物を用意する必要はありません。
1鉢からでも十分ガーデニングを楽しめますので、無理なく始めていきましょう。
アイテムをそろえる
ガーデニングをする場所やレイアウトする鉢の大きさをイメージできたら、いよいよ必要なアイテムを購入していきます。
初めてガーデニングをする方は、以下にご紹介する「園芸の必須アイテム5点セット」の購入をおすすめします。
- 鉢・プランター
- 土
- 肥料
- 移植ごて
- 水やり道具(ジョウロ・ホースなど)
この5点があれば、ほとんどの花や野菜の栽培を始めることができます。
という方もご安心ください。
最近ではオンラインショップで全ての商品を購入できます。
必要な道具を購入したら、あとは育てたい植物の苗を購入するだけです。
どんな植物を植える?
実際に育てる植物を選ぶのもガーデニングの楽しみの一つです。
ですが、「実際にどうやって植物を選べば良いのか分からない」
という方もいらっしゃると思います。
ここでは実際に私が植物選びをするときにイメージしていることを書き出してみます。
花と野菜どちらを育てるか?
これはガーデニングの目的によります。
玄関先をきれいに飾ったり、季節の花を寄せ植えしたり、
苗から育てた野菜を収穫して食べるのはいずれもステキな体験です。
旬の植物は何か?
ガーデニングをスタートする時期によって、おすすめの植物は変わってきます。
ホームセンターやインターネットで気になる植物を見つけたら、開花時期などをチェックしてみましょう。
一年草と多年草どちらを育てるか?
- 一年草
「1年で発芽⇒開花⇒枯れる」 のサイクルが成立する植物
毎年入れ替えが必要
ペチュニア、アサガオ、ヒマワリ、パンジー、ビオラなど
- 多年草
開花して地上部が枯れたあとも、土の下で植物が生きていて、また翌年に芽が出てくる植物
毎年植え替える必要がない
バラ、クレマチス、アジサイ、シャクヤク、ユリなど
慣れるまでは一年草がシンプルでおすすめですが、栽培に慣れてきたら、多年草を育てるのもおすすめです。
多少のメンテナンスは必要ですが、毎年同じ植物から芽が出たり、花が咲いたりするのを見ていると愛着がわいてきます。
花や野菜の苗を植え付けてみよう~植え付け方法を写真でご紹介~
道具をそろえて、植物の苗を購入したら、さっそく苗を植えてみましょう。
(1)鉢に土を6割程度入れる
(2)苗をポットから取り出して、鉢に置く
(3)根が完全に隠れる程度に土を入れる(土の量は鉢の容積の8~9割くらいが目安)
これで完成です!
コツとしては、あまり多く土を入れすぎないことです。
土は鉢全体の8~9割程度にしておき、残りの1~2割は何も入れないスペースとして残しておいてください。
植え付け後の管理方法
苗を植え付けた後は、いよいよ自分の手で植物を育てていくことになります。
植物の日常管理で気を付けるべきこと、それはずばり「水やりと肥料の管理」です。
水やり
植物の苗を植えたら、たっぷりと水をあげましょう。
鉢の下からしっかりと水が出るまであげるのがポイントです。
水やりのタイミング
多くの植物は、鉢の表面の土が乾いたら水をあげるくらいが丁度よいタイミングです。
あまりカラカラにしてしまうと、根にダメージが出てしまいます。
逆に、まだ乾いていないところに水をあげすぎてしまうと根腐れを起こしてしまうことがあります。
【重要!】水やりの量について
植物の根は、鉢の中の水を求めて伸びる習性があります。
鉢の中が乾いてくると、根は「水はどこだ!?」と鉢中に根を張り巡らせていきます。
逆に、鉢の中に水があり過ぎると、植物は安心してしまい、根を伸ばさなくなってしまいます。
過保護にしてしまうと、根があまり成長しないため、貧弱な植物になってしまいます。
充実した植物を育てるために、時には意図的に乾きを演出してあげるのもテクニックの1つと覚えておきましょう。
肥料置き
私たち人間と違い、植物は光合成によって、自分でエネルギー(食事)を作ることができます。
しかし、植物が成長するには、あるいはきれいな花を咲かせるためには、より大きなエネルギー(食事)が必要です。
私たちも生きるための最低限の食事だけを食べるのと、充実した食事を毎日食べるのでは、健康状態が良いのは後者です。
肥料は植物のご飯の役割がありますので、肥料を与えて元気な植物を育ててあげましょう。
肥料には固形タイプと液体タイプがありますが、それぞれ以下の違いがあります。
- 固形タイプ
置いておくとじわじわ溶け出す。長期間ゆっくりと効いてくる
- 液体タイプ
水やりと一緒に与える。即効性があり効果は短い。
両方を使い分けるのが理想的ですが、ここでは作業の手間が少ない固形タイプを使っていきます。
苗の植え付けと同時に固形肥料を置いておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
本日はこれからガーデニングを始める方に向けて、ガーデニングの始め方ガイドをご紹介いたしました。
この記事の要点をまとめておきます。
- 1鉢でも立派なガーデニング!
- いきなり立派なガーデンをイメージせず、小規模から気軽にスタート
- まずは屋外で鉢・プランター栽培がおすすめ
- 移動がしやすく、入れ替えもカンタン
- ガーデニングアイテムをそろえる
- 1.鉢・プランター 2.土 3.肥料 4.移植ごて(手シャベル) 5.水やり道具(ジョウロ・ホースなど)
- 苗を購入する
- 花or野菜を決める、初心者の方は一年草がおすすめ
- 植え付け
- 土は鉢の8割まで!2割はウォータースペースとして残しておく
- 植え付け後の管理
- 土の表面が乾いたら水やり、ただしやりすぎ注意!
- 肥料をあげて、充実した植物を育てよう
記事に沿って進めていただければ、誰でも必ずガーデニングライフをスタートさせることができます。
少し慣れてきた方は、まだまだお伝えしたいテクニックがたくさんありますので、引き続き別の記事も読んでくだされば嬉しいです。
それでは、また次のお部屋でお会いしましょう。