- チャイブ増やし方を教えてほしい
- チャイブの株分けの方法を知りたい
そんな方におすすめの記事です。
チャイブはハーブの中でも育てやすい植物です。
手間がかからず、栽培も簡単なので初心者にもおすすめのハーブです
そんなチャイブは「球根植物」と呼ばれるタイプのハーブです。
順調に生育しているチャイブは地面の下で球根が次々に増えていきます。
チャイブの増やし方は、球根を掘り上げ、細かく分けて植える方法になります。
チャイブの増やし方は、株を掘り上げ、球根をほぐして分割する「株分け」というテクニックを使います
本日はチャイブの「株分け」を使った増やし方を解説します。
初心者の方でも簡単にチャイブの「株分け」ができるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
- チャイブの増やし方=「分球」した球根を「株分け」する
- 株分けの時は球根を傷つけないように
- 株分けの時期は春・秋がおすすめ
- 株分けのタイミングで土もリフレッシュ
- 株分けの頻度は2~3年に1回がベスト
- 植物の栽培を仕事として経験している夫婦が解説
- 100種類以上のハーブの栽培を経験
- ガーデニング歴は夫婦ともに20年以上
仕事と趣味の両面から植物を触っている経験を活かして植物の正しい知識を発信します。
チャイブの増やし方=球根の「株分け」
チャイブはネギの仲間のハーブです。
ネギは地面の下に球根を作っています。
(皆さんが普段食べている玉ねぎも球根です)
ネギの仲間であるチャイブも球根を作ります。
チャイブを掘り上げると、地面の下には球根が埋まっています。
チャイブは、生長すると球根が分裂する性質があります。
これを「分球」といいます。
順調に生育しているチャイブなら、1~2年に2~3球のペースで分球していきます
チャイブの増やし方は、2~3球に「分球」した球根を掘り上げ、分けて植える「株分け」を使います。
チャイブの株分け方法
チャイブの株分けの方法を解説します。
- 鉢植えの場合は根鉢を崩さずに球根を鉢から抜き出します。
- 地植えの場合は球根を傷つけないように株の中心から少し離れた場所にスコップを入れて、そっと掘り上げます。
次に、株の中心で塊状になっているチャイブの球根をほぐします。
無理に根を引きちぎらずに、そっと叩いたり、指でほどいたりしながら球根を1球ずつばらしていきます
掘り上げたチャイブの球根を何か所かに分けて埋め戻します。
数に余裕があれば2、3球ずつ球根をまとめて植えておくとボリュームが出ます。
(例:9球掘り上げたら、3球×3鉢に株分けする)
作業のポイントは球根を傷つけないことです
傷ついた部分から菌が入り、病気や腐敗の原因になることがあるため注意しましょう。
チャイブの株分け時期は春と秋がおすすめ
チャイブの株分けは気候がマイルドな春と秋に行うのがおすすめです。
夏に株分けを行うと、チャイブが苦手な「高温・多湿」の環境により衰弱する場合があるため避けましょう
冬にも株分け可能ですが、春になるまでは芽が吹きません。
また、球根の凍結には十分注意しましょう。
株分けのタイミングで土もリフレッシュ
株分けで球根を掘り上げたら、土も一緒に交換しましょう。
古くなった土は形が崩れ、水持ちや水はけが悪くなっています
この機会に新しい土に交換してリフレッシュしましょう
鉢植えの場合は市販の「ハーブの土」や「園芸用培土」に植え替えます。
慣れている方は、自分で土を配合するのがおすすめです。
2~3種類の土を用意していただく必要がありますが、水はけ・水持ちのバランスに優れた良い土を作ることができます
【赤玉土:腐葉土=7:3】
【赤玉土:腐葉土:軽石=6:3:1】
チャイブにはこの配合がおすすめです。
▼土の配合について詳しく解説した記事をご用意しています
地植えで栽培されている場合は、株分けのタイミングでチャイブの周りの土を多めに掘り上げて、空いたスペースに「園芸用培土」や「たい肥」を混ぜ込みましょう。
チャイブの株分けの頻度は2~3年に1回
チャイブの球根は1~2年で2~3球ずつ増えていきます。
あいまいな表現ですが、これには理由があります。
チャイブは、大きな球根はその年のうちに分球しますが、小さな球根は分球しません
小さな球根は、一年間栽培して太らせることで翌年に分球します。
つまり、球根の大きさによって増えるタイミングにばらつきがあります。
2~3年栽培すれば、ほとんどの球根が1回は分球することになるため、このくらいのスパンを目安に株分けを行うことで、安定してチャイブを増やすことができます
まとめ
いかがでしたか?
本日は「株分け」を使ったチャイブの増やし方を解説しました。
- チャイブの増やし方=「分球」した球根を「株分け」する
- 株分けの時は球根を傷つけないように
- 株分けの時期は春・秋がおすすめ
- 株分けのタイミングで土もリフレッシュ
- 株分けの頻度は2~3年に1回がベスト
チャイブはハーブの中でも強く育てやすい植物です。
本日ご紹介した「チャイブの増やし方」を実践して、庭のグリーンやキッチンハーブにチャイブを活用しましょう!
▼チャイブの育て方のポイントを幅広くまとめた記事もご用意しています
▼逆に、チャイブが増えすぎてしまった方は今回の株分けと同じ方法で球根を分割して植え替えを行いましょう
それでは、また次のお部屋でお会いしましょう。