ハーブ

タイムの挿し木の方法 おすすめの用土や発根のコツを解説

  • タイムの挿し木の方法を知りたい
  • 挿し木の成功率をアップさせたい

そんな方におすすめの記事です。

タイムを効率よく増やすためには「挿し木」が有効です。

挿し木を成功させるにはいくつかのポイントがあります。

  • 挿し穂の調製
  • 挿し木に使う用土
  • 発根促進剤の使用などなど

1つずつポイントを実践していけば、確実に挿し木の成功率は上がります。

この記事では、タイムの挿し木の手順と挿し木の成功率をアップさせるためのポイントを解説していきます。

本日の要点
  • 挿し木に使う挿し穂を調製する
  • 挿し木に使う用土は肥料成分の入っていないものを選ぶ
  • 発根促進剤を使うと成功率アップ
  • 挿し木をしたあとは容器ごとビニール袋で覆う

筆者について
  • 植物栽培を仕事にして10年以上
  • 100種類以上のハーブを栽培管理中
  • ガーデニング歴20年以上

これまで様々な種類のタイムを栽培してきた経験を活かして分かりやすく解説していきます。

タイムの挿し木の手順

まずは挿し木をするための手順を解説します。

  1. 挿し穂を調製する
  2. 用土を準備する
  3. 発根促進剤を使う
  4. ビニール袋で覆う

③と④については、必須の工程ではありませんが、挿し木の成功率をグッと高めるために重要なテクニックですので、実践することをおすすめします

それでは、順番に解説していきます。

タイムの挿し穂の調製

タイムの挿し木に使う部分は緑の枝の先端部分です。

まずは挿し木をするための植物をカットして「挿し穂」と呼ばれるものを作ります。

挿し穂」とは、挿し木をするために調製した枝や茎のことを指します。

①まずは植物体から枝を長めにカットしましょう

採取したら、水をはったバケツなどに入れて挿し穂が乾かないようにしておきましょう。

②次に余分な葉を取り除きます

植物体からカットしたばかりのタイムの茎にはたくさんの葉がついています。

用土に挿す部分に葉がついていると腐敗の原因になるため、下の方の葉は全て取り除きましょう

③適切な長さ(10cm前後)にカットします

このとき、切り口の断面を斜めにカットして発根させる部分の表面積を大きくします。

(②と③の順番が入れ替わっても問題ありません)

タイムの挿し木の適期

タイムは冬期を除いていつでも挿し木ができます。

(夏は避けるといわれますが、問題なく発根します)

気温は20℃以上が理想ですので、5~10月が適期といえます。

特に、空中の湿度が高まる梅雨の時期(6月前後)は最も発根しやすい時期です

夏場に挿し木をする場合の日差しや乾燥には十分注意してください。

タイム挿し木に適した用土

挿し木をするための土を用意します。

挿し木に使う用土は腐敗を防ぐため、必ず清潔な新しい土を使います

タイムの挿し木におすすめの土は「赤玉土」「バーミキュライト」などの栄養分を含まない土です

バーミキュライトは保水性が高く、水はけも良い優秀な土です。

私も仕事や趣味で活用しています。

腐葉土などの有機物が入っているものや、肥料成分が入っている培養土などは腐敗の原因となるため、使わないようにしましょう

市販の園芸用培土には初めから肥料が入っている商品が多いため、避けた方が無難です。

挿し木の成功率を上げる発根促進剤

タイムの挿し木の成功率をアップさせるために、「発根促進剤」を使ってみましょう。

発根促進剤は挿し穂の切り口に塗ることで、根を出しやすくする薬剤です。

価格も安く簡単に手に入るので非常におすすめです

様々な商品がありますが、中でも「ルートン」はコストパフォーマンスが高くおすすめです

だいたい1本200~500円程度で購入することができます。

私もタイムの挿し木をする際は必ず使用しています。

ルートンの使い方と効果

実際にルートンの使い方と効果を解説します。

【ルートンの使い方】

挿し木をする前に、タイムの挿し穂の切り口に白い粉状の薬剤をまんべんなくまぶして使うだけです。

特別な作業もなく手間もかからないため、初心者の方でも簡単に使うことができます。

【ルートンの効果】

ルートンを使用しない場合に比べて発根率が上がり発根するまでの期間が短くなる傾向があります。

また、根の量も増える傾向があります。

▼「ルートンの使い方と効果」について詳しくまとめた記事を用意しています

ルートンの使い方・効果について

挿し木が終わったらビニール袋で覆う

  • 挿し穂の調製をして
  • 用土を準備して
  • 発根促進剤を塗ったら

いよいよ挿し木をします。

楊枝割りばしなどで土に軽く穴を開けて「挿ししろ」を作ってあげると、切り口が傷つくことなくきれいに挿し木ができます。

挿し木が終わったら、容器ごとビニール袋で覆うと、発根率アップが期待できます

タイムの挿し穂は根が出るまで水を吸い上げる力がほとんどありません。

ほとんどの植物は土に水をあげるだけでは、すぐにしおれてしまいます。

(水に挿しておくだけで発根する植物もあります)

できるだけ植物体の水分を蒸発させないように、「保湿」してあげる必要があります

人間の肌と同じように、周りの空気が乾燥していると挿し穂も乾燥してしまいます。

ビニール袋をかぶせることで、外の空気を遮断し非常に高い湿度の空間を作り出すことができます

園芸の世界では「密閉挿し」という名前で呼ばれるテクニックです。

ぜひ実践してみてください。

▼ビニール袋を使った「密閉挿し」の方法をまとめた記事も用意しています

ビニール袋を使った「密閉挿し」とは

挿し木の水やりについては、土にはそこまで多く水やりをする必要はありません

根は程よく空気を含んでいる土を好みます

土は水びたしにせず、程よい湿気を保つ程度で十分です

むしろ、植物体の表面から水を失わないように、葉を常に湿らせておくことが大切です。

葉の表面が乾かないように、ビニール袋で覆いながら霧吹きを使って葉に水をかけてあげると、発根率が高まります。

まとめ

いかがでしたか?

本日は「タイムの挿し木の方法」について解説しました。

本日のおさらい
  • 挿し木に使うための挿し穂調製する
  • 挿し木に使う用土は肥料成分の入っていないものを選ぶ
  • 発根促進剤を使うと成功率アップ
  • 挿し木をしたあとは容器ごとビニール袋で覆う

今回ご紹介した方法で挿し木をしていただければ、高い確率でタイムを発根させることができます。

試したことがないテクニックがあれば、参考にしていただけたら嬉しい限りです。

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それでは、また次のお部屋でお会いしましょう。