ローズマリーの管理に必要な3タイプの剪定方法

皆さんが育てているローズマリーの状態は次の3つの項目に当てはまりませんか？

このような状態のローズマリーには「剪定」が効果的です。

剪定とは、一言でいえば「枝を切ること」になりますが、次のような役割があります。

剪定の方法は一種類ではなく、目的によって枝の切り方が変わります。

この記事では、ローズマリーをはじめ、多くの植物で応用できる3つの代表的な剪定方法をご紹介します。

ローズマリーを長い期間、上手に育てていくためには、必ず剪定が必要になります。

この記事を読んで、剪定の役割と3タイプの剪定方法を覚えていただけると嬉しいです。

これまで大小問わず、様々なローズマリーを仕立ててきた経験を活かして分かりやすく解説していきます。

ローズマリーの剪定の役割

まず、剪定とはどういった作業なのか、簡単に確認していきましょう。

剪定とは、伸びた枝を切る作業で、様々な効果があります。

剪定の目的によって枝の切り方・残し方が変わってきます。

ここからは、目的別にローズマリーの剪定方法をご紹介していきます。

剪定方法① 大きくなりすぎた枝を剪定する（切り戻し）

枝が伸びすぎて大きくなったローズマリーの剪定方法（切り戻し）を解説していきます。

枝を短くすることを目的とした剪定を「切り戻し」といいます。

写真のように、ローズマリーの枝からは、葉だけでなく新芽が出ています。

枝を短くするために剪定を行う場合は、必ず次の新しい枝となる新芽を残して剪定することがポイントです。

新芽が付いていることを確認して、好みの長さに枝を切り揃えていきましょう。

剪定するときは枝の長さと新芽の数のバランスを見ながら剪定することが大切です。

木質化したローズマリーの剪定について

株が木質化してきてしまった場合も、新芽を残した剪定（切り戻し）を行うことで、新しく緑の枝が吹いてきます

先ほどの要領で、新芽を残す「切り戻し」剪定をすれば、木質化を緩和することができます。

ローズマリーの枝の数を減らすための剪定（間引き）

次に、ローズマリーの枝の数を減らすための剪定方法（間引き）を解説します。

株から出た枝の数を減らす剪定を「間引き（枝抜き）」と呼びます。

「間引き」剪定とは、不要な枝を根本から切り落とす剪定です。

前項の「枝を短くするための剪定（切り戻し）」は、次の新しい枝となる新芽を残して剪定することがポイントでした。

これらの枝の生え際から剪定バサミなどで切り落としていきます。

岡恒の剪定バサミは切れ味も良く、木質化している部分も簡単に切ることが出来るためおすすめです。

私も職場で使用しています。

ローズマリーの枝を増やすための剪定（切り返し）

最後に、枝の数を増やすための剪定をご紹介します。

枝数を増やすために用いる剪定は「切り返し」と呼ばれています。

「切り返し」とは、長めに枝を残す「切り戻し」です

剪定する枝の長さは、増やしたい枝の数によってコントロールします。

枝の数が増えてきたら、「間引き」剪定や「切り戻し」剪定で枝の数と長さをコントロールしましょう。

まとめ

いかがでしたか？

本日はローズマリーの管理に必要な3タイプの剪定方法について解説しました。

3つの剪定を上手に使いこなせれば、ローズマリーを長い期間、整った樹形に仕立てることができます。

樹形が整えば、全ての枝に光が当たるようになり、生育も良く病害虫も発生しにくい健全な株になります。

ぜひご自身が育てているローズマリーで実践してみてください。